トップページへ ≫ 夫婦別姓 ≫ 崩壊だっ!

崩壊だっ!

母親と祖母との関係を聞いてから、家族ってなんだろ?と考えていました。母親に対して「時代が変わったんだよ」と言いながらも、家族のカタチってやっぱり古き良き(?)時代のそれが求められているように感じてしまって・・・。

結婚しても改姓したくない、夫婦別姓が認められればいいと思っていると、図らずもいろんな意見を耳に(時には目に)することになりますが、そんな中で、夫婦別姓は「伝統的な家族の形態の崩壊」を促進するなどと聞くと、考え込んでしまいます。

伝統的な家族の形態というとき、どんなカタチを頭に描くのでしょうか?
あたしが思い浮べる伝統的な家族のカタチは、

・妻は夫の家に住む
・祖父母と同居している
・祖父(又は父)が一番力を持っている
・長男が家を継ぐ
・子供は少なくとも3人はいる
・妻は仕事をせず家事・育児に専念する
・結婚時には妻が夫の姓を名乗る

といった感じになります。家制度でしょうか。まぁ、別居で事実婚のアタクシには、上記のカケラも見出せませんが。

これが伝統的な衣装などと言った場合には、皆が着物を思い浮べるかもしれません。でも、家族の形態のように時代や社会、人間の生き方によって流動的に変化する要素のあるものに対しての「伝統」ってなんなのでしょう。「伝統」と聞くと、ついつい守っていかなければならない事のように感じてしまいますけど、それって、頑なに守らなければいけないものなんでしょうか。

あたしには、よく分かりません。だって、もうあたしの生き方には合わないとしか言いようがないのです。

そんなことを考えていたら、ダンナに「産業構造の変化についていけてないんだよ。第一次産業・第二次産業から第三次産業に比重が移っていく中で、家に対する意識だけが古いまま取り残されてるってことじゃねーの。つーか、おまえ、社会科の勉強しろよ。」といわれました。(ハイ。社会科は苦手でございました。勉強します。)

おぉ、やっぱりもう崩壊してんじゃん!


そこで・・・「伝統的な家族の形態の崩壊」を食い止めるためにはどうしたら良いかをちょっと考えてみました♪
たとえば「男性と女性の賃金格差をつけ、女性が働いても一人では生きていけなくする」ってのはどうでしょうか?晩婚化は食い止められそうですね。でも「おいおい、それは人道的にまずいだろ」って声が聞こえてきそうです。しかし、家族の形態を守るためには仕方ない!

なーんて、あたしの少ない脳みそでは、やっぱり食い止められそうにないっす。
Posted by sheana at September 22, 2005│Comments(4)TrackBack(0)夫婦別姓
〔崩壊だっ!〕へのトラックバックURL
この記事へのコメント
>・妻は仕事をせず家事・育児に専念する

これについては伝統的ではないですよね。
つまり伝統的家族(明治民法的な家父長制度における)においては妻は家業などの仕事をしていたわけですし、子育ては大家族で面倒みていたわけです。仕事をせず家事・育児に専念したのは、戦後に定着し、これが高度経済成長に寄与したわけですから。伝統と言うには新しすぎる。

うれシーナさんの掲げた伝統的家族の7項目のうち、すでに1−5は崩壊してますね。6も半分ぐらい崩壊ってとこでしょうか。
そうすると伝統的家族って、オヤジの頭の中にある残像でしかないのか・・とふとこのエントリーを見て思ってしまいました。
Posted by 御神崎 at September 22, 2005 13:32
そうそう、オヤジの幻想(?)または妄想ですね。
心理関係の仕事をしていると、家族なんてもうとっくに崩壊しているし、もっともっと崩壊したら、それに女性が罪悪感を感じないようになれば、もっと楽になれるのに、と思います。
Posted by えりぞお at September 22, 2005 22:31
あああ! リンクしていただいてありがとうございます。うれしいです。私もリンクできるように勉強します。
Posted by えりぞお at September 22, 2005 22:33
◆御神崎さん

確かに、戦後の話では伝統として新しすぎますね。
伝統的な家族形態を守りたい人ってのは、自分が伝統的な家庭で育ち、それを良しとしているのでしょうか。残像ですね・・・。
しかし、女性が外で働くようになった今でも、「家事・育児が女性の仕事である」かのように言われると吐き気がします。(たのシーナは二日酔いなわけではありませんよ。)

◆えりぞおさん

>女性が罪悪感を感じないようになれば
そうです、なんであたしが悪いことしている気分にならなきゃいけないのか!(涙)もっと崩壊してしまえ!
Posted by シーナ at September 23, 2005 14:56