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介護について思うこと

前回、介護についてあたしが見たことを書きました。今日は、夫婦間の介護について思うところを書きたいと思います。

祖父の行った夫婦間の介護は、とても立派であり尊敬しています。ただ、祖父を動かしていたものが「愛情」であったのかは、今となってはわかりません。祖父は真面目な人でしたし、世間体を気にしていたとしても不思議ではないです。まぁ、いずれにせよ第三者からみれば、美談になるのでしょうか。

これがあたしの父親だったら、母親を自分一人の力でみれるのか。・・・まぁ、そのときの状況にもよりますが、なかなか難しいんだろうなと思います・・・。家事にほとんど携わることのなかった父親が、家事をして介護もしてという生活を受け入れるのは、相当の努力が必要だと思います。

また、男性に対しては、周りもなぜかそこまで求めていないように感じます。そして、仮に満足に介護ができなかったとしても、男性に対しては「愛情が足りないのでは!?」などという下世話な話はあまりされないのだろうと思います。

その逆を考える時、母親が父親を介護する場合は、やはり今までどおりの家事をして、さらに介護をすることを求めてしまうと思います。どうしてあたしはそうしてしまうのでしょう?体力は男性の方がありそうなのに!もう、理由は多分「女」だからとか、「家事」を担当してたからとか、そういうことです。彼女ならできる!!と。いや〜、イカンですなぁ、あたし・・・。

以下、自分に対する戒めの気持ちも込めて書きます。

両親に介護の必要が生じた時、あたしが当事者(※)として介護に参加する状況にないのであれば、介護の当事者に対してさらに手厚い介護を求めないようにしようと思っています。介護をしている人に、さらなる無償労働を求めることは、たとえ家族であってもすべきでないと考えています。

(※ 介護に対して実際に身体を動かしている人のことを指しています。家族をまとめて当事者と言っているわけではありません。あたしとしては、親の介護に口だけ出す夫などは、完全に除外しています。)

もちろん介護される側の気持ちも尊重したいですが、介護をする側も尊重したいと思っています。当事者が精神的・肉体的にまいってしまって共倒れしてしまうのは避けたいです。各人が、できる範囲で、できることをする。他人の目に冷たく映ろうが、愛が無いように映ろうが、これでいいのだと思います。あたりまえのことですが、折り合いをつけながらやっていきたいし、やってもらいたいと思っています。

御神崎さんの記事のコメント欄で「愛情」について話題になっていましたが、「愛情」を盾にするのは、される側にしたら辛いと思います。少なくとも、あたしは辛いです。「愛があれば、これくらいはできるはずだ」などと他人の物差しにあてはめられるのは、勘弁して欲しいです。と、自分が感じるからこそ、人にも求めないようにしなければ・・・と思います。
(婚姻届を出さないでいることに対しても、やはり同じ様に言われますからね。ダンナと家事を分担することも、子供を預けて働くことも、なんだってターゲットになり得ます。)

親の介護についても書きたかったのですが、長くなりそうなのでまた書きます・・・。

Posted by sheana at October 24, 2005│Comments(3)TrackBack(0)事実婚の日々
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この記事へのコメント
>介護の当事者に対してさらに手厚い介護を求めないようにしようと思っています。

でも現実は難しい。
私がそういうと、私の姉妹は、それは「無責任だ」というのです。つまり、うっかり目を離したすきに外出して倒れたり、車にはねられるかもしれません。また、火元の管理ができなくて、ご近所にご迷惑をかけることになるかもしれません。そういう危機管理において、介護者に対し家族が厳しく忠告しなくては、どうするのだ?と言います。

こういった場合、被介護者のレベルを見極める必要があります。介護への要求が、過剰なのか、不足しているのか。
そして、介護者のストレスがどのくらい限界に来ているのか考える必要があります。
Posted by 御神崎 at October 25, 2005 12:48
(1回で送信できなかったので、つづき)

考えると夫婦は、他人です。
でも親子は血のつながりがあります。
また小姑達も父と血のつながりがあります。
血のつながりがあるが介護していない人(子や小姑)が、血のつながりがないが介護をしている人(被介護者の配偶者)に対して過剰な要求をしている現実も、また何かこっけいにうつります。
Posted by 御神崎 at October 25, 2005 12:49
御神崎さん、本当に難しい話ですね・・・。
祖母がパーキンソン病でなく認知症だったら、対応もまた違ったものになったのかもしれないですし。
それにしても生き方も老い方も人それぞれですから、後悔しない生き方をしたいです!
御神崎さんの記事は、いろんなことを考えるきっかけになりました。ありがとうございます。
Posted by シーナ at October 26, 2005 08:23