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友達がうつ病です

友達がうつ病にかかり、休職しています。最初に「休職しているの。ちょっと長い休暇になるかもしれない。」と話を聞いたときは、びっくりしました。

理由を聞かされなかったので、体調を崩したのかと思って慌てていたら、「うつ病なの。とにかく、今はあせらずにのんびりしなきゃいけない。」と話してくれました。

うつ病を発症するまでのその友人の置かれた環境は、職場での人間関係やそれに起因する転職など、確かにストレスの多いものであったのですが。
その昔、小学生のころですが、近所のお友達のお母さんがうつ病で自殺しました。周囲の大人が会話していたのをぼんやりと覚えているのですが、
「遠くの精神病院に通っていたけど、その帰りに自殺したらしいよ」
「ずっと、家事もできなくて、おばあちゃんや旦那さんが家のことやっていたらしいよ」
「そんなに心の弱い人には見えなかったけどね」
というような話でした。

子供のあたしには、『心が弱かったから、こころの病気にかかった』というあやふやな認識だけが残りました。

その後、本を読んだりした結果、『こころの病気』から『脳の病気』という理解に変わりました。

脳の病気とはいえ、誰しもが均等にかかる可能性があるわけではなく、かかりやすい性格というのがあるようです。(性格も脳が作り出していると考えれば、さもありなん、です。)発病も、大きなストレスがきっかけの場合もあれば、それらしききっかけが見当たらない場合もあるようです。脳の活動状態が乱れる原因については、まだはっきりと分かっていないとか。

うつ病にかかりやすい性格を「メランコリー親和型性格」と呼ぶそうです。その特徴は、真面目・責任感が強い・仕事熱心・几帳面・親切などの言葉で表されます。

はっとしました。その友達、まさにこんな性格なんです。

その友人の場合、うつ病の症状は、身体症状として顕著に現れたようです。夜寝られず、朝起き上がれない、体が重くて会社に行けない・・・、など。気持ちの落ち込みはあまりなかったようです。

だいぶ良くなってきた友達ですが、あたしに電話をしてくるときは、多分薬が効いて身体が軽い時のようです。その電話では、「じゃ、今度会おう!」という話になるのですが、実際に待ち合わせ間際になると、「ゴメン、ちょっと今日は・・・」と。

あせらずゆっくり、ちゃんと治して欲しいです。
Posted by sheana at July 15, 2008│Comments(0)TrackBack(0)日常のこと
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